「ロエベ(LOEWE)」のファッションショーの招待状は、植物のアンスリウムと一緒に送られてきた。印象的な赤の部分(仏炎苞という)は独特の見た目と触感で、まるでプラスチックのようだが立派な植物だ。
「ロエベ」の2023年春夏コレクションのバックステージから
見た目はプラスチックなのに、実際は植物。 ロエベ こうした見た目と実際の乖離と、自然とデジタルの調和を探求すべく2023年春夏メンズで融合を試みた植物と洋服の関係性が、ウィメンズ・コレクションでも大きなテーマとなった。
ファーストルックは、前から見るとクリノリンが入ったベルベットのミニドレスだ。しかしボリュームシルエットを形作るワイヤーは体の前面にしか存在せず、後ろはむしろスリムなシルエット。前からの姿が「見た目」で、後ろからの姿が「実際」だとしたら、このドレスも「見た目と実際」が乖離している。その後は金属製のアンスリウムで作ったベストや、片胸を同素材の小さなアンスリウムで覆ったレザーのミニドレスが続く。そもそもアンスリウム自体「見た目と実際」が乖離しており、LOEWE コピー 激安 そのアンスリウムをメタルで作った造形物もまた「見た目と実際」が乖離しており、そんなものを洋服に使うこと自体もアンスリウムという「見た目」と洋服として用いられた「実際」の乖離だ。「本物」って、なんだろう?メタルで作ったアンスリウムは、見た目も触感も本物そっくりなのに偽物なのだろうか?それでも洋服として用いるのなら、本物ではないのだろうか?そんな揺さぶりをかける、ミニマルながら示唆に富んだ洋服だ。
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- Mar 17 Fri 2023 11:01
見た目と実際が違うって、どういうこと? アンスリウムで「ロエベ」が哲学的に語る
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